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"ICE CASTLES" [movies]

A Movie Remake and a Passing
― International Figure Skating (04/27/2009)

Taylor Firth's diary from the set of "Ice Castles"
― icenetwork.com (04/21/2009)

*Taylor Firthさんのプロフィール*
- http://web.icenetwork.com/skaters/detail.jsp?id=100415&mode=I

映画"Ice Castles"のリメイク版の撮影がクランクアップしたというニュースをIFSやicenetwork.comで読んだり、Buttle Buddiesでも話題に出ていたのを拝見して、久しぶりにオリジナル版のビデオ(去年、テレビで放送されたのを録画したもの)を引っ張り出して観ました。

ICE CASTLES

監督 ドナルド・ライ
出演 リン=ホリー・ジョンソン / ロビー・ベンソン / コリーン・デューハースト / トム・スケリット
テーマ曲 "Through The Eyes of Love"  曲:メイリン・ハミリッチ/ 詞:キャロル・ベイヤー・サガー/ 歌:メリッサ・マンチェスター

~ Story ~
アイオワ州の田舎町に住む少女レキシーは幼いころに母を亡くし父親のマーカスと2人暮らし。ボウリング場とスケート場を営むビューラがレキシーにフィギュアスケートを教えていた。地区大会に初出場したレキシー。観客からは総立ちで拍手を贈られながらも入賞は果たせなかったが、有名なコーチ、マックランドに才能を見込まれ、オリンピックの強化選手として訓練を受けることになる。レキシーに心を寄せる青年ニックもアイスホッケーの選手になるため医大を辞め、プロのキャンプに参加する。夢に向かって順調に進んでいくかに見えたふたりだったが、その前途には残酷な運命が待ち受けていた…

主演のリン・ホリー・ジョンソンさんは1958年生まれ。 1974年全米フィギュアスケート選手権2位、翌年、プロスケーターになり、女優業も開始。 "ICE CASTLES"での演技でゴールデングローブ賞新人女優賞にノミネート。 81年の"007 Your Eyes Only"にはボンドガールとして出演。


真っ白な雪景色のオープニング。凍った池で1人でスケートをしているレキシー。
その美しさに引き込まれてしまいます。
そして、その凍った池はレキシーが地区大会へ出場するときや強化選手としてのトレーニングを受けるとき、父親のマーカスが亡き妻の思い出を語り、寂しさを抱えながらも一人娘を送り出す(すごく好きなシーンです)、という旅立ちの場所であり、怪我で前途を絶たれて失意の底にいたレキシーを再び氷の上に立たせる、いわば原点に帰る場所でもあるのですね。

リン=ホリー・ジョンソンさんが演じるレキシーは大きな目とふっくらした唇が愛らしくて、スケートのシーンもイナバウアーやキャメルスピンがすごく綺麗で、楽しそうに滑る笑顔がチャーミング。
前途有望なスケーターが怪我をしてスケートができなくなる、それがどんなに辛いことか…
部屋に閉じこもり心まで閉ざしてしまったレキシーと、レキシーを愛する周りの人たちのやり場のない悲しみに、胸が詰まる思いでした。
でも、絶望の中にいるレキシーをマーカスやビューラ、そしてニックが深い愛情で包み込んで支えるうちに、レキシーも自分の力を信じて笑顔と自信を取り戻します。
そして迎える感動のラスト。私もこの映画、大好きです。

オリジナルがとても好きだとリメイクには否定的になってしまいますが、Jeff君のお母様もお話してくださっているようにDavid Wilsonさんが振り付けで制作に関わっているということなので、機会があればリメイク版も観てみたいと思っています。

BBでJeff君のお母様が書いてくださったエピソードを読ませていただいて、Jeff君とMeghanさんが映画にどんなツッコミを入れてお母様を辟易とさせたのだろうと想像してしまいました。

スケート全く素人な私の視点だと、映画の中のフィギュアスケートの演技(プログラム構成)は、今と比べるとジャンプは跳ぶ種類も少なくてシングルやダブルばかり、スピンやスパイラルのポジションのバリエーションやステップもあっさりしているかなぁという感じ。
それに、あの当時は高度なジャンプを跳ぶことにはまったく注目されなかったというのにもびっくりでした。

レキシーが初めての地区大会に臨むとき、先に滑走した選手たちの得点傾向を見ていたビューラが「自信のないことはするんじゃないよ。ジャッジは完璧主義だよ」とアドバイスしたり、強化選手のトレーニングのときに3回転ジャンプを跳んだレキシーをコーチのマックランドが厳しく咎めたりしていました。
「3回転は観客には受けてもジャッジは問題にしない。大会には勝てないの。ジャッジが求めるものを最高にこなせば勝てるのよ」と。

いつの時代であっても、選手のみなさんは自分の能力を最大限に伸ばそうと努力し続け、緊張やプレッシャーと戦いながら真摯に競技に臨んでいるのですよね。
選手の能力がきちんと評価され苦労が報われて、笑顔でコーチと喜び合う姿をこれからもたくさん見たいなぁと改めて思ったりしました。
五輪シーズンを迎える選手のみなさんには怪我にはくれぐれも気をつけてほしいです。
スケートが大好きだという気持ちを持ち続けて、晴れの舞台で最高の演技ができるようにと願ってやみません。

BBメンバーさんがご紹介してくださっている動画
- http://www.youtube.com/watch?v=ZsDPUnnyqc0&feature=PlayList&p=768B414E722882BA&index=0&playnext=1
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